誰にも宛てられない手紙のようなもの.02

前回にこの手紙を書いてから約半年の時が流れた。

何をしていたのかと問われれば、仕事をしていたのだという返答以外には確固たるものがない。仕事だけの人生なんてと揶揄したくもなるけれど、実際その仕事もあまり楽しめていないし「コミット」なんてしようもなく、じっと息を止めて我慢するかのように仕事をしているよ。

身体を壊した。現在進行形ではなく本当につかの間。1週間程度の話ではあるのだけれど。ある人から見たら「怠惰」の一言で済まされてしまうかもしれない。とにかく、動けなくなった。今日会社に行かなきゃいけないし、タスクとかいっぱいあるし、ああもうそんなことはわかってるんだけど、動けないよう。 そんな具合で鬱になった。

はっきりとは言われていなけれど非定型うつというやつなのかもしれない。

うつの話がしたいわけじゃない。今はとりあえず元気だし前向きだから今まで通りに接してね。というようなことが伝えたいんだ。

実際、結構げんきだ。
なんせ、職を変えようとしている。職を変えようとするくらいにはgenkiだ。
4年前になろうとして諦めた職。どこまでなろうと努力をしたかと言われたら全く自信のない、というかしていなかったに等しいしごと。それになろうとしている。資格がいるものではなく、だからこそ普通の転職ではなれない。機会が得られない。その機会を得るための努力を、今し始めたところです。

まだ決めきれていないことはたくさんあるけれど、近々しごとをやめることになるかもしれない。しごとを辞めるのは初めてのことだ。生活が不安定になることや、時限爆弾式の夢追い人になってしまうことに怖さもある。まだリスクヘッジする選択肢も残している。

でも、想像をすると。
こわさよりも、踏み出すことのワクワク感の方が強いから、
この選択はあまり間違ったものではないんじゃないか。
今はそう思ってる。
来年の年末、僕はもしかしたら後悔しているかもしれない。
そうだとしても。「しなかったよりかはまあいい、か」と思いながら、蕎麦をすすれるよう、今は必死に考えて、選択していきたい。